自己満足と自己嫌悪
そのジーパンいくら?と妻が聞く。
20,000円くらいだったかなぁ。
なんかさぁ、年取って安物着るとみすぼらしく見えない?
そうかもね。
みたいな会話をしたんだけど、いちばんよく履いてるのはユニクロのジーパンだ。
僕は日頃、ジーパンはゴワゴワしてナンボ。なんて、周りの人に偉そうに言ってるけど、さすがにもう歳だ。
肌触りが良いものが良い、なんて思う。けど、おおっぴらには言ってない。思ってるだけ。
自転車のチェーンのオイルが裾にこびりつこうが、しょっちゅう洗濯機につっこんでのっぺり色落ちになってもいいじゃん。安いんだからさ。
そして、寧ろ、そうやってなにも気にせず履いたもののほうが後々愛着が湧いたりする。
要は、気楽に行こう、ってことよ。
もうそろそろ気楽に行くよ。そうしたら少しは楽になれそうだ。
どうでもいいことにこだわってしまう自分に嫌気がさしてきたよ。ようやくこの歳になってね。