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定年について思うこと

一月ほど前、57歳になった。

僕が入社した頃は、56歳で定年退職というのが一般的だったから、当時であれば、僕はもう定年退職して、年金生活をしていることになる。

しかし、今の定年退職制度は、60歳もしくは65歳を本人が選択できるようになっているから、僕はまだ、会社で働いている。

そして更に、時代は70歳定年に向かっている。

その背景は、60歳とか65歳といっても皆さんお若いですよね。もっと働きたいですよね。だったら働いてくださいね~。というロジックのようであるが、僕には、既に破綻している年金制度を少しでも延命しようとしている、というようにも見える。そのために、いやー、皆さん、ほんとにお若い!などと言って、年寄りを持ち上げてその気にさせているような気がしてならない。

まあ、確かに、今の50代、60代というのは、昔の人に比べたら健康状態も良くて、若いのかもしれない。女性などは、美魔女(死語)などといって、年齢のわりに妙(不自然)に色気ムンムン(死語)な方たちがいるほどである。

だから、そらー人によっては、会社やなんらかの組織の中で、現役で仕事をされていて、俺(わたし)はまだまだこれからだぜ(よ)!、みたいな人もたくさんいるだろう。

でも、僕はそういう人間ではない。

もう、長いこと、単身赴任生活を続けているせいかもしれないが、会社組織から抜け出して、単に一個人として、生活してみたいと思う。肩書もいらない。素の人間として家族と好きなことをしながらのんびり過ごしたい。そう思うのである。

この歳になると、会社で開催される、今後の進路についてのセミナーなどがあって、それに参加する機会があるのだが、そんなセミナーの講師は、決まって、仕事ができる間は仕事をしなさい。会社に行かなくていい解放感なんてそう長続きはしないものだ。すぐに仕事がしたくなる。と言う。

ほんとにそうだろうか。

朝、起床して、シャワーを浴びた後、朝食を食べる。それから、インターネットで趣味の情報を収集し、その後、アマゾンプライムなどで映画を観る。軽く昼食を食べた後、図書館までぶらぶら歩いて新聞や本を読む。また、ぶらぶら歩いて帰宅し、音楽を聴きながら読書。夕方になったら軽く飲みながら夕食。夜は、映画でも読書でも音楽でも、その時に気の向いたことをしながら眠くなったら就寝。

僕は、こんな生活なら長続きするような気がする。外でバリバリ仕事をするか、家でのんびり好きなことをして過ごすか。どちらを選ぶかは、結局はその人の個性だと思うのである。

それを一律に、皆さん、お若いから、もっと働きたいんですよね。と一方的な価値観を押し付けられるのはものすごく不愉快である。

でも、ずーっと家にいたら、妻との関係がどうなるのかという不安はあるから、適当にバイトくらいはしたほうがいいのかもしれない。そう思う。