夢と現実が曖昧になることがあってこわい
映画などを観ていて、登場人物が殺人を犯した後、犯罪の証拠を隠滅しようと死体を地中に埋めたりするシーンがあるとドキドキする。
なぜドキドキするかというと、自分が以前、同じような事を経験していて、その犯罪がいつか露呈するのではないか、という気持ちになるからである。
しかし、僕は、”くっそー、むかつく!死ねばいいのに!”などと思うことは過去あったし、今でもあるが、実際に人を殺すなどできないし、もちろん、したこともない。
じゃあ、なんで、そんな経験をしたように思うのかというと、よくわからない。
理由はわからないが、僕は以前、よく人を殺す夢をみていた。それもかなりリアルなやつを。
で、僕の場合、殺人を犯したことの罪悪感よりも殺人が露呈することのほうに恐怖を感じるのである。
それは、いつか庭に埋めた死体が見つかるのではないか、などと考えてドキドキするのであるが、僕の家はマンションなので庭などはないし、なんでそんなことを考えてドキドキするのかがまったくわからない。
こんなことを書くと、お前は前世で殺人を犯したのだ、なんてことを言う人がいるかもしれないが、まあ、根拠がないということと、今でも戦争で殺人という行為は続いているのであって、仮に前世で僕が殺人を犯したとしても、それは戦争によるものだったかもしれないが、もしそうだったら、死体を庭に埋めたりはしないから、けっきょくどうして僕は夢と現実が曖昧になるのか、理由はまったくわからない。